【保護者向け】子どもの専門学校進学|学費・就職の不安と入学前に確認したいこと
「デザインの専門学校に行きたい」。お子さまからそう聞いたとき、保護者の方の頭に浮かぶのは、応援したい気持ちと同時に、「食べていけるのか」「学費はいくらかかるのか」「大学のほうがいいのでは」という不安ではないでしょうか。
この記事は、専門学校への進学を考えているお子さまをもつ保護者の方に向けて、学費・就職・大学との違い・学校選びのポイント・親としての関わり方を、できるだけ具体的にまとめたものです。
保護者の方が感じる3つの不安
進路相談でよく伺うのは、次の3つです。
- 学費の不安:「専門学校は高いと聞く。総額でいくらかかるのか」
- 就職の不安:「デザインや映像で、安定して働けるのか」
- 進路そのものへの不安:「大学のほうが選択肢が広いのでは。好きなことを仕事にできるのは一握りでは」
どれも、もっともな心配です。ひとつずつ、実際のところを見ていきます。
学費はいくらかかる?総額と支援制度
専門学校の学費の目安
デザイン・映像・建築系の専門学校の学費は、2年間の総額で250〜300万円前後が目安です。内訳は入学金・授業料・施設設備費・実習費など。学校によって、パソコンや画材などの教材費が別途かかる場合があります。
4年制の美術大学と比べると、年数が半分のため総額は大きく抑えられます。また、自宅から通える学校を選べば、一人暮らしの生活費(4年で数百万円)もかかりません。
使える支援制度
学費の全額を家庭で用意する必要はありません。次のような制度があります。
- 高等教育の修学支援新制度(国):世帯収入に応じて、授業料・入学金の減免と給付型奨学金(返さなくてよい奨学金)が受けられる。対象校であることが条件
- 日本学生支援機構の奨学金:給付型・貸与型(無利子・有利子)
- 学校独自の制度:特待生制度、学費免除、家族割引、家賃補助など
- 国の教育ローン(日本政策金融公庫)、民間の教育ローン
- 学費の分納・延納
宇都宮メディア・アーツ専門学校は、高等教育の修学支援新制度の対象校です。また、独自の学費サポート制度(授業料を最大124万円免除)、家族兄弟姉妹割引、家賃補助制度などを設けています。詳しくは学費案内・学費サポートのページをご覧ください。
確認のポイント
- 2年間の総額はいくらか(初年度だけでなく)
- 教材費・実習費・検定料など、学費以外に何がかかるか
- 修学支援新制度の対象校か
- 学校独自の減免・特待生制度の条件
オープンキャンパスの個別相談で、ご家庭の状況に合わせた試算をお願いすることもできます。
就職は大丈夫?クリエイティブ職の実態
「好きなことで食べていける人は一握り」は本当か
イラストレーターや映像クリエイターとして独立して有名になる人は確かに一握りです。しかし、クリエイティブ職の大半は、会社に所属して働く「職業人」です。
デザイン会社・印刷会社・Web制作会社・映像制作会社・イベント会社・設計事務所・ハウスメーカー・企業の広報部門。こうした企業で、イラストレーター・デザイナー・映像クリエイター・CADオペレーター・施工管理として働く卒業生が多数を占めます。安定した給与のもとで、好きな分野を仕事にしている人たちです。
専門学校の就職サポート
専門学校は「就職させること」を目的に設計されています。宇都宮メディア・アーツ専門学校では、クラス担任制で一人ひとりの進路を把握し、年間約100件の企業コラボで在学中から業界とつながり、業界経験のある講師がポートフォリオ(作品集)を指導します。就職率は94.6%(2026年3月卒業生実績)です。
確認のポイント
- 就職率の「分母」は何か(就職希望者か、卒業生全員か)
- 学んだ分野に就職した人の割合
- 就職先の企業名・職種が公開されているか
- 地元での就職実績
大学と専門学校、どちらがいいのか
大学は4年間で理論と教養を含めて広く深く学び、進路の選択肢が広いのが特徴です。専門学校は2年間で仕事に直結する技術を集中的に学び、クリエイティブ職に特化して就職します。
「まだ何をやりたいか決まっていない」なら大学、「デザイナーになりたい」「映像の仕事がしたい」と職種が決まっているなら専門学校が向いています。
お子さまが専門学校を選んでいるなら、それは「やりたい仕事が決まっている」というサインでもあります。詳しい比較は「デザイン系は大学と専門学校どっち?」の記事にまとめています。
学校選びで保護者の方に見てほしいこと
パンフレットの印象だけでなく、次の点を確認してください。
- 認可校かどうか:都道府県の認可を受けた「専修学校」か。認可校なら卒業時に「専門士」の称号が得られ、奨学金の対象になる
- 設備と機材:実習中心の学びなので、機材の質と数が学びの質に直結する
- 講師:業界経験があるか。現役で活動している講師がいるか
- 就職実績:企業名・職種の具体性
- 資格取得の実績:建築士・色彩検定など、目指す分野の資格合格率
- 通学のしやすさ:自宅から通えるか。通えれば生活費を大きく抑えられる
- 学校の歴史:長く続いている学校は、業界との信頼関係と卒業生のネットワークがある
できれば、オープンキャンパスにお子さまと一緒に参加してください。授業の様子、学生の雰囲気、先生の話し方。実際に見ると、パンフレットではわからないことが伝わります。
親としてどう関わるか
「反対」より「条件」を
頭ごなしに反対すると、お子さまは本音を話さなくなります。「専門学校に行くなら、就職先をきちんと調べること」「学費のうち、この部分は自分で奨学金を借りること」など、条件を一緒に考える形にすると、お子さま自身が進路を自分ごととして考えるようになります。
一緒に情報を集める
オープンキャンパス、学校説明会、個別相談。保護者の方が同席できる機会は多くあります。「親に見せても恥ずかしくない学校か」は、学校を選ぶ良い基準です。
経済的な現実は正直に
「いくらまでなら出せる」「これ以上は奨学金になる」。家計の現実を正直に伝えることは、お子さまへの信頼の表れでもあります。多くの学生が奨学金を利用しており、それは特別なことではありません。
決めるのは本人
最終的に2年間通い、その仕事をするのはお子さまです。情報を集め、条件を整え、最後は本人の決断を尊重する。その姿勢が、お子さまの責任感を育てます。
宇都宮メディア・アーツ専門学校の保護者の方向けサポート
宇都宮メディア・アーツ専門学校は、栃木県宇都宮市にある創立50年以上の専門学校です。県の認可を受けた専修学校で、卒業時に専門士の称号が得られます。
- クラス担任制。学生一人ひとりの学習・生活・進路を把握
- スクールカウンセラーの配置。学生の悩みに専門家が対応
- 保護者の方向けの説明会・個別相談。学費・就職について直接ご質問いただけます
- 宇都宮駅から通える立地。県内から自宅通学が可能
- 保護者の方へのページで、学費・就職・サポート体制をまとめています
「子どもが行きたいと言っているが、親としてどう判断すればいいかわからない」という段階でも、個別相談をご利用ください。
よくある質問(保護者の方から)
Q. 専門学校を卒業しても、大学卒と比べて給料が低いのでは?
A. 初任給は大卒より低く設定されている企業が多いのは事実です。ただ、クリエイティブ職はスキルと実績で評価が上がる職種で、2年早く働き始める分、経験年数で先行します。生涯で見ると単純な比較はできません。
Q. 途中で「向いていない」と気づいたらどうなりますか?
A. 専門学校で身につけるデジタルツールや制作の力は、他の仕事でも活きます。担任に早めに相談すれば、一緒に進路を考えます。一度就職したけれど、仕事や会社の雰囲気が合わずに辞めました。という卒業生に対して、転職支援を行う学校もあります。
Q. 学費を親が全額出さないとだめですか?
A. いいえ。多くの学生が奨学金や修学支援新制度を利用しています。「一部は本人が奨学金で負担する」という形は、進路への責任感を育てるうえでも一般的です。
Q. 子どもが絵を描いているのを見たことがないのですが、デザインの学校で大丈夫ですか?
A. 入学時の画力は問われません。「やりたい」という気持ちと、2年間学び続ける意欲があれば、基礎から学べるカリキュラムになっています。オープンキャンパスの体験授業で、本人の反応を見てみてください。
まとめ
専門学校進学の不安は、「学費」「就職」「進路そのもの」の3つに整理できます。学費は支援制度と自宅通学で抑えられ、就職はクリエイティブ職の大半が企業勤めの安定した職業です。大切なのは、保護者の方も一緒に情報を集め、条件を整えたうえで、本人の決断を尊重することです。
保護者の方もオープンキャンパスにご参加いただけます。学費・就職の個別相談、資料請求も受付中です。