デザイン系は大学と専門学校どっち?費用・就職・学びの違いを比較
「デザインやイラストを学びたい。でも、美大と専門学校のどっちに行けばいいの?」。進路相談でいちばん多い質問のひとつです。
どちらが上という話ではなく、目的と向き不向きが違います。この記事では、費用・年数・学ぶ内容・就職・向いている人の5つの軸で比べ、迷ったときの決め方までまとめました。
大学と専門学校の違いを表で比較
| 比較項目 | 美術・デザイン系大学 | デザイン系専門学校 |
|---|---|---|
| 修業年数 | 4年 | 2年が中心(学校により3〜4年制もあり) |
| 学費の目安(総額) | 〔4年間で500〜700万円前後/要確認〕 | 〔2年間で200〜300万円前後/要確認〕 |
| 学ぶ内容 | 理論・教養+制作。幅広く深く | 実技・実習中心。仕事に直結 |
| 入試 | 学科試験+実技(デッサン等)が多い | 書類・面接中心。AO入試あり |
| 卒業時の資格 | 学士 | 専門士(専攻科修了で高度専門士の場合も) |
| 就職 | 総合職・一般企業も含めて幅広い | クリエイティブ職に特化。業界とのつながり |
| 向いている人 | 研究・表現を深めたい、進路をまだ絞りたくない | 早く現場のスキルを身につけたい、目指す職種が決まっている |
費用の違い:総額で2倍近い差が出ることも
大学は4年間、専門学校は2年間が基本です。年間の学費が近くても、年数が倍なので総額は大きく変わります。さらに、一人暮らしをする場合は生活費も年数分かかります。
専門学校は2年早く社会に出るため、「学費を抑えられる」だけでなく「2年分の収入と実務経験が先に得られる」という見方もできます。
一方で、大学には給付型奨学金や授業料減免の制度が充実しています。専門学校でも、国の高等教育の修学支援新制度(授業料等の減免+給付型奨学金)の対象校であれば同じ支援が受けられます。宇都宮メディア・アーツ専門学校は対象校です。
学ぶ内容の違い:理論の大学、実技の専門学校
大学で学ぶこと
美術史・デザイン論・色彩学などの理論と、一般教養、そして制作。1〜2年で幅広く学び、3〜4年で専門分野を深め、卒業制作や卒業論文に取り組みます。「なぜこのデザインなのか」を言葉で説明する力が鍛えられます。
専門学校で学ぶこと
授業のほとんどが実習です。Illustrator・Photoshop・CLIP STUDIO PAINTなど業界標準のソフト、印刷や映像の制作工程、企業の課題に取り組む産学連携授業など、入学直後から「仕事で使う技術」を学びます。2年間で就職できるレベルまで一気に引き上げる設計です。
どちらが良い悪いではなく、「時間をかけて広く深く」か「短期間で仕事に直結」かの違いです。
就職の違い:幅の大学、専門性の専門学校
大学は、デザイン職に限らず一般企業の総合職やメーカーなど、選択肢の幅が広いのが特徴です。「デザインを学んだけれど、別の業界に進む」という選択もしやすいです。
専門学校は、デザイン会社・印刷会社・イベント企画会社・映像制作会社・建築設計事務所など、クリエイティブ職に特化した就職先が中心です。学校と業界のつながりが強く、求人の紹介やポートフォリオ指導など、業界就職に特化したサポートが受けられます。
宇都宮メディア・アーツ専門学校の就職率は94.6%(2026年3月卒業生実績)。栃木県内を中心に、デザイン・映像・音響・建築の各業界へ卒業生を送り出しています。
入試の違い:デッサン試験があるかどうか
美大の多くは、学科試験に加えてデッサンや色彩構成などの実技試験があります。高校時代から画塾に通って対策する人が多く、準備に時間と費用がかかります。
専門学校は書類審査と面接が中心で、実技試験はないのが一般的です。AO入試(総合型選抜)なら、やる気と目標を面談で伝えることで早期に合格が決まり、入学金の免除などの特典がある学校もあります。「絵はこれから本格的に学びたい」という人でも挑戦しやすいのが専門学校です。
迷ったときの決め方:3つの質問
1. 目指す職種は決まっている?
「イラストレーターになりたい」「映像編集の仕事がしたい」「建築士を目指す」など、職種が決まっているなら専門学校が近道です。「デザイン全般に興味があるけれど、まだ絞れない」なら大学で幅広く学ぶ選択もあります。
2. 理論と実技、どちらを重視したい?
作品の背景にある考え方や歴史を深く学びたいなら大学。手を動かして技術を身につけ、早く現場に出たいなら専門学校です。
3. 費用と年数は?
4年分の学費と時間をかけられるか。2年で社会に出たいか。ご家庭の事情も含めて、保護者の方と率直に話しておきましょう。
「専門学校卒は不利」は本当?
クリエイティブ業界では、学歴よりも作品(ポートフォリオ)とスキルで採用が決まります。大手広告代理店の総合職など一部を除けば、専門学校卒が不利になる場面は多くありません。むしろ、2年早く現場に出て実績を積めることを強みと捉える企業もあります。
また、専門学校には2年制の学科に加えて「専攻科」や3年・4年制を設ける学校もあります。宇都宮メディア・アーツ専門学校では、建築インテリアデザイン専攻科で1級・2級建築士の資格取得を目指せるなど、より専門性を高める進路も用意しています。
宇都宮メディア・アーツ専門学校という選択肢
宇都宮メディア・アーツ専門学校は、栃木県宇都宮市にある創立50年以上のデザイン・映像・建築の専門学校です。
- ビジュアルデザイン科:イラスト・グラフィック・Webデザイン・まんが
- 放送・映像・音響科:映像制作・放送・音響・照明・コンサートスタッフ
- 建築インテリアデザイン科:建築・インテリア(1級・2級建築士受験認定校)
宇都宮駅から通える立地で、県内から自宅通学ができるため、一人暮らしの費用を抑えられます。独自の学費サポート制度(最大124万円免除)、家賃補助、家族兄弟姉妹割引など、学費面の支援も整えています。
よくある質問
Q. 大学と専門学校、両方受けてもいいですか?
A. 問題ありません。専門学校のAO入試は夏から始まるため、先に専門学校の合格を確保しておき、大学の結果を待つという方もいます。併願の可否は各校の募集要項で確認してください。
Q. 高校の成績があまり良くないのですが、専門学校に入れますか?
A. AO入試は学力試験ではなく意欲と目標を評価します。成績に不安があっても、「何をやりたいか」を自分の言葉で話せれば十分に挑戦できます。
Q. 保護者が大学を勧めています。どう説得すればいいですか?
A. 学費の総額、就職先の実績、学ぶ内容を具体的な数字と資料で示すのが近道です。オープンキャンパスに保護者の方と一緒に参加し、直接質問してもらうのもおすすめです。
まとめ
大学は「4年かけて広く深く、幅広い進路」、専門学校は「2年で仕事に直結、クリエイティブ職に特化」。費用は年数の分だけ差が出ます。目指す職種が決まっているなら専門学校、まだ絞れないなら大学という考え方が基本です。
迷っている方は、まずオープンキャンパスで専門学校の授業を体験してみてください。保護者の方の参加も歓迎しています。資料請求・個別相談も受付中です。